立冬
nakamura
でもくらしいい
一年を24分割した「二十四節気」(にじゅうしせっき)という暦があります。12月7日から12月20日までの期間が、二十四節気のうえで21番目の節気「大雪(たいせつ)」にあたります。「大雪」はさらに細かく見ると、3つの時期に分類されます。これを「七十二候」(しちじゅうにこう)といいます。
12/7~11頃 「閉塞成冬」(へいそくしてふゆとなる)
閉塞とは天地が閉じるという意味。自然が冬の静寂な状態に入り、植物や動物が活動を休止し始める様子を指します。
12/12~15頃 「熊蟄穴」(くまあなにちっす)
熊が冬眠のために巣穴に入り、静かに寒い季節を過ごす様子を表しています。この時期の熊は、秋の間に蓄えた脂肪を使ってエネルギーを補いながら、巣穴で春まで過ごします。
12/16~21頃 「厥魚群」(けつぎょむらがる)
「厥魚」とは、本来は中国に生息する淡水魚だそうですが、72侯ではサケが川を遡上する様子を表しています。
大雪にやりたいこと
大掃除
煤払い(すすはらい)は平安時代から行われていた宮中行事が起源です。12月13日頃に一年間たまった煤を払う行事が行われていました。この日は「正月事始め」とも呼ばれ、年末の準備を本格的に始める日とされていました。江戸時代になると、庶民にもこの風習が広まりました。12月13日が正式な「煤払いの日」として定められ、寺社や町家で一斉に行われました。ここから正月準備の一環として、大掃除が庶民の間に根付くようになりました。
旬のものを食べる
・大根・長葱・白菜・ほうれん草・ゆず・みかん・りんご・ズワイガニ・ブリ・アンコウ